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プログラミングの流れ

C 言語プログラミングの手順を説明する。

大まかな流れ

C 言語プログラミングの大まかな手順を説明する。

  1. ソース コードを組む
  2. ソース コードをコンパイルする
  3. エラーがなければ実行,あればエラーを直して 2. へ
コンパイル
ソース コードをコンピュータ上で実行できる形にすること。コンパイルするソフトウェアをコンパイラという。

例 (OS:Vine Linux & エディタ:Emacs & コンパイラ:GCC)

Vine Linux 上で Emacs, GCC を用いてプログラミングする方法を説明する。

まずプロンプトを起動して次のように入力すると,Emacs が起動するのでソース コードを入力する。

emacs hoge.c

入力し終えたら Ctrl を押しながら XCtrl を押しながら CY を押して保存し,Emacs を終了する。このとき,emacs のあとの hoge.c というファイル名で保存される。

次にプロンプトに次のように入力すると hoge.c がコンパイルされる。(-o executehoge.c の後でも良い)

gcc -o execute hoge.c

エラーがなければ実行ファイルが execute という名称で生成される。エラーがあればその内容がプロンプトに出力されるのでそれを参考にソース コードを編集する。

実行ファイルが生成されたら,プロンプトに次のように入力してプログラムを実行する。※先頭の ./ を忘れると実行できない。

./execute

例 (OS:Windows XP/Vista/7 & 開発環境:Visual C++ 2010 Express Edition)

Windows XP/Vista/7 上で Visual C++ 2010 Express Edition を用いてプログラミングする方法を説明する。なお,Visual C++ 2008 Express Edition でもほぼ同じようにできる。Visual C++ 2010 Express Edition は Microsoft 社のウェブ ページからダウンロードできる。

  1. Visual C++ 2010 Express Edition を起動
  2. 「新しいプロジェクト」アイコンをクリック → 「新しいプロジェクト」ダイアログが表示される
  3. 「新しいプロジェクト」ダイアログの表示
    Step 2
  4. 「インストールされたテンプレート」の[Visual C++]をクリックし,その右の欄で[空のプロジェクト]をクリック,「名前(N):」の右にプロジェクトの名前,「場所(L):」の右にプロジェクトを保存するフォルダを入力(または入力ボックス右の[参照(B)...]から選択)し,ダイアログ下の[OK]をクリック → プロジェクトが作成される
  5. 「新しいプロジェクト」ダイアログ
    Step 3
  6. 「ソリューション エクスプローラ」で「ソース ファイル」をクリックし,[追加(D)],[新しい項目(W)...]をクリック → 「新しい項目の追加 - (プロジェクト名)」ダイアログが表示される
  7. 「新しい項目の追加 - (プロジェクト名)」ダイアログの表示
    Step 4
  8. 「インストールされたテンプレート」の[Visual C++]をクリックし,その右の欄で[C++ ファイル (.cpp)]をクリック,「名前(N):」の右にソース ファイル名(末尾は .c)を入力し,ダイアログ下の[追加(A)]をクリック → ソース ファイルが作成される
  9. 「新しい項目の追加 - (プロジェクト名)」ダイアログ
    Step 5
  10. ソース コードを入力
  11. ソース コードの作成
    Step 6
  12. 緑色の右向き三角をクリックしてコンパイル,実行(実行が終わると閉じてしまうので,適当な位置にブレーク ポイントを設置(設置したい行番号の前をクリック)するとその設定した行の1行手前まで実行して停止する。)
    エラーがあると「出力」と「エラー一覧」にエラー メッセージが表示される。
  13. コンパイル・実行
    Step 7
    エラーの表示
    エラーの表示

C 言語プログラミングの基本形

大体の C 言語プログラムに使われるソース コード(テンプレート)を挙げる。(先頭の数字は行番号)

  1. #include <stdio.h>
  2.  
  3. int main(void)
  4. {
  5.    /* 処理 */
  6.  
  7.    return 0;
  8. }

上のプログラムを簡単に説明する。まず 1 行目は stdio.h というヘッダ ファイルをインクルード(取り込む)する。これによって printf() 関数や scanf() 関数といったものが使えるようになる。ヘッダ ファイルには他に math.h (数学関数など)や string.h (文字列操作)がある。

3 行目の main() 関数は C 言語プログラミングで一番初めに実行される関数(エントリー ポイント)である。

4 行目にはプログラムにさせる処理を書く。1 行に書かなければいけないと言うことはない。

6 行目,呼び出し元(プロンプト)に値 0 を返す。ここで main() 関数が終了する。